

フリーランスになって最初に大きな壁になったのが「経費」の扱いでした。
どこまでが経費になるのか、どう記録すればいいのか。
最初は全然わかっていなくて、税務署に指摘されて冷や汗をかいたこともあります。
でも正しく理解すれば、経費は最大の節税手段になります。
事業に必要な出費なら経費になります。
パソコン、スマホ、書籍、取材や打合せの飲食代、交通費、通信費など。
僕は最初、プライベートの出費も混ぜてしまい失敗しました。
そこから学んだのは「プライベートと仕事を徹底的に分ける」こと。
仕事用の口座やクレジットカードを用意するだけで、経費管理が劇的に楽になります。
自宅を仕事場にしているフリーランスに欠かせないのが「家事按分」です。
家賃や電気代、水道代、通信費などを仕事に使った割合で経費にできます。
僕も最初は適当に按分してしまい、税務署に指摘されました。
それ以来、部屋の面積や使用時間を根拠として残すようにしています。

青色申告を選ぶと65万円控除や赤字の繰越しなどメリットが多いです。
僕は会計ソフトを使って複式簿記を管理し、仕訳を自動化して負担を減らしました。
会計ソフトに領収書をアップロードすれば、自動で仕訳が入る。
これがなければ僕は確定申告を乗り切れなかったと思います。
僕が大切にしているのは「その日の経費はその日のうちに記録する」ことです。
これを習慣にすると、確定申告のときに慌てることがなくなります。
クラウド会計ソフトのスマホアプリを使えば、領収書を写真で撮るだけで入力できます。

経費や青色申告だけではなく、節税制度を活用することも大事です。
僕は小規模企業共済、iDeCo、ふるさと納税を毎年フル活用しています。
どれも「税金を減らしながら資産をつくる」ことができる仕組みです。
小規模企業共済は毎月7万円を積み立て、年間84万円を全額控除に。
iDeCoは月2万円を積み立て、住民税と所得税が軽減されました。
ふるさと納税では数万円の寄付をしながら、返礼品で食費を節約。
これらを合わせると年間で数十万円単位で節税できています。

・経費は「事業に必要な出費」だけにする
・家事按分は根拠を残す
・青色申告と会計ソフトで効率化
・小規模企業共済やiDeCo、ふるさと納税で節税と資産形成を両立する
僕も最初は失敗しましたが、学んで改善することで税金に振り回されなくなりました。
フリーランスは自分の工夫次第で税金を味方にできます。