COLUMN
マネヲタ堤のコラム

フリーランスが経費でつまずく失敗談

2025/09/18

フリーランスが経費でつまずく失敗談

フリーランスになって最初に大きな壁になったのが「経費」の扱いでした。
どこまでが経費になるのか、どう記録すればいいのか。
最初は全然わかっていなくて、税務署に指摘されて冷や汗をかいたこともあります。
でも正しく理解すれば、経費は最大の節税手段になります。

経費になるもの・ならないもの

事業に必要な出費なら経費になります。
パソコン、スマホ、書籍、取材や打合せの飲食代、交通費、通信費など。
僕は最初、プライベートの出費も混ぜてしまい失敗しました。
そこから学んだのは「プライベートと仕事を徹底的に分ける」こと。
仕事用の口座やクレジットカードを用意するだけで、経費管理が劇的に楽になります。

家事按分を正しく理解する

自宅を仕事場にしているフリーランスに欠かせないのが「家事按分」です。
家賃や電気代、水道代、通信費などを仕事に使った割合で経費にできます。
僕も最初は適当に按分してしまい、税務署に指摘されました。
それ以来、部屋の面積や使用時間を根拠として残すようにしています。

青色申告の強みと確定申告の実践

青色申告を選ぶと65万円控除や赤字の繰越しなどメリットが多いです。
僕は会計ソフトを使って複式簿記を管理し、仕訳を自動化して負担を減らしました。
会計ソフトに領収書をアップロードすれば、自動で仕訳が入る。
これがなければ僕は確定申告を乗り切れなかったと思います。

日々の習慣が申告を楽にする

僕が大切にしているのは「その日の経費はその日のうちに記録する」ことです。
これを習慣にすると、確定申告のときに慌てることがなくなります。
クラウド会計ソフトのスマホアプリを使えば、領収書を写真で撮るだけで入力できます。

節税につながる制度の活用

経費や青色申告だけではなく、節税制度を活用することも大事です。
僕は小規模企業共済、iDeCo、ふるさと納税を毎年フル活用しています。
どれも「税金を減らしながら資産をつくる」ことができる仕組みです。

僕の実感した効果

小規模企業共済は毎月7万円を積み立て、年間84万円を全額控除に。
iDeCoは月2万円を積み立て、住民税と所得税が軽減されました。
ふるさと納税では数万円の寄付をしながら、返礼品で食費を節約。
これらを合わせると年間で数十万円単位で節税できています。

まとめ:正しく学び、正しく実践する

・経費は「事業に必要な出費」だけにする
・家事按分は根拠を残す
・青色申告と会計ソフトで効率化
・小規模企業共済やiDeCo、ふるさと納税で節税と資産形成を両立する

僕も最初は失敗しましたが、学んで改善することで税金に振り回されなくなりました。
フリーランスは自分の工夫次第で税金を味方にできます。